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北朝鮮問題家を斬る:256 プリント メール
2010/07/23 Friday 06:24:48 JST
支那は対日輸出でおかしな行為をする。「入れ歯」など、日本で作れる技工士が減少し、上海辺りへ発注するケースが増加している。パラジウムは銀白色の金属であり、歯科治療用の金属として用いられる。年間の世界での生産量は20トン前後だけに高価である。其処に高価なパラジウムの使用量を減らし、利潤を上げているという疑惑が生じているのである。経済産業省が「入れ歯」の輸入品に抜き打ち検査をしているか?と問われたのだが、「入れ歯」は厚労省の管轄ではないのか?と反撃した。処が、「入れ歯」は雑貨品扱いであり、経済産業省管轄だと切り替えされた。

南牛は研究機関から貿易部門への職場替えの要請を断ってよかった。断った理由は定年を研究者として迎えたかったからである。貿易部門へ職場替えしていたら、今頃、良心の呵責に耐えかねていただろう。

赤色支那が対日貿易で優位なのはレアアース、レアメタル等鉱産品で、独占状況が生じているからである。更に最近は甘草の輸出制限を行い、日本の製薬業界に危機感を与えている。その甘草は、内モンゴル自治区が生産地である。漢方薬メーカーのツムラは、この8月にモンゴルに赴く、という。モンゴルでは甘草生産の将来性を見込んで栽培が始まっていたが、安価な内モンゴル産に圧迫されて消滅寸前らしい。それの建て直しを図りたいのであろうが、遅い。

南牛は90年代前半、レアアースの生産工場では世界2位の翼龍上海工場を視察した。この翼龍上海工場の技術を導入したのが国際化学合弁の咸興工場である。国際化学合弁のレアアース生産は日本でも期待されたものである。理由は赤色支那の独占状況が打破出来るだろうと見られたからである。だが、90年代、国際化学合弁のレアアースは市場から駆逐される。支那と市場での価格競争で敗北したのである。レアアースの市場逼迫と赤色支那の価格統制の現状を見るに付け、国際化学合弁へ梃子入れをあの時すべきであった、という思いがある。

つまり、赤色支那は自国産品の国際市場での独占状況を造り、その産品の価格統制を図って利益を上げている。だから、一時的に、赤色支那の産品が安いからと言って、輸入を傾斜する、と危険である。支那一辺倒は、甘草のように禍根を残すのである。モンゴル産の甘草が高くても、日本は経常的に購入して置くべきであった。さすれば、今回の輸出制限にたじろぐこともなかったであろう。それはレアアース市場の現状を考えると国際化学合弁の咸興工場への支援を行って置くべきであった。むろん、核疑惑が生じていたから無理な側面もあったが、手の打ちようもあったろう。

入れ歯に限らず、支那産品は全てにおいて検査制度の確立が急務である。更に急務なのが支那一辺倒に成らないように輸入先を分散することであろう。幾つかの産品で北朝鮮は魅力ある生産可能国である。

モンゴルの鉱産品をどの様に持ち出すか?ウランバートルへ同行した貿易商が詳細に調べてくれた。モンゴルには南北に走る鉄道しか存在しない。そこで東西へ走る鉄道、鉱産品を運ぶ鉄道が計画されている。その東西へ走る鉄道の外港の一つに羅津が予定されているそうだ。

制裁を米国は強化しているが、日本は逆に北朝鮮への制裁を緩めることが外交的自主性の発揮になろう。ブッシュ大統領の対北朝鮮外交に振り回されたことを考えると、「人道上の見地から医薬品は外す」という制裁範囲の変更策を示したら、どうだろう。拉致問題解決には元死刑囚を招くことよりも、外交的努力が求められるのだ。それが一方では、赤色支那一辺倒へ傾斜させない貿易政策の構築にも繋がる。

 考えても見なさい、将来北朝鮮から「対日輸出へ羅津港を使わせない」という経済制裁を掛けられる可能性だってあるのだ。

7月22日 南牛 安部桂司

 
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