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黄海の魚雷問題、天安号沈没事件だが、報道から受ける感じでは北朝鮮が悪い。しかし、あの浅い海域でよく接近し轟沈させたものだ、と北朝鮮海軍の実力に驚かされている。パールハーバーに侵入した帝国海軍の特殊潜行艇を想起させる。
参議院選挙で落選するだろうと読んでいたら、在日の世界では願っていたようだが、あの白真勲が再選された。親朝派と見られていた菅直人首相が李明博寄りの姿勢へ傾斜しているに付いては白真勲議員の存在を挙げて説く方もいる。確か白真勲議員は選挙に出馬する前の職場が『朝鮮日報』紙であっただけに、親韓嫌朝議員と見られている、のだろう。『朝鮮日報』紙の報道姿勢は在日の間で評判が悪い。 『朝鮮日報』紙の論調を読み、北朝鮮「犯行」説に傾きかけた南牛だが、朝鮮中央通信社の「告発状」、米国と李明博逆賊一味が騒ぎ立てる「北の魚雷攻撃説」は、何の科学性もない捏造である、を読むと今度は韓・米の陰謀説へ傾く。南牛は迷うばかりである。 其処で、小平で鄭大声先生に教えを受けた在日の知人へ電話を入れた。「あの船は何で沈んだのですか?」と問うたのである。 「はっきりしたことは分からない」と応えつつも、石首魚が浮かんでなかったこと、魚雷の腐食の度合いに問題があるなど、理系特有の疑問を挙げ、南朝鮮側の主張は受け入れ難いと述べた。その上に、選挙でハンナラ党が負けたことが全てを語っている、と解説した。韓国国民が投票行為で李明博の言い分を否定した、と言うのである。 南牛はいち早く「機雷」説を述べて引っ込みが付かなくなっている。だが、轟沈の背景に三代目への継承があるなどと説く方には、批判せざるを得ない。犯罪の解明には、先ず誰が得したか?其処から調べに入るのが常道であろう。 帝国の大陸政策は謀略に満ちたものであったから、廬溝橋事件のように劉少奇が仕掛けた謀略も帝国の謀略にされた。劉少奇の一発で、帝国陸軍は中華民国軍との戦闘を始める。この廬溝橋事件は国際的に北支駐屯軍の謀略、歴史的には帝国が支那支配へ乗り出す口実を作った陰謀だとされた。だが、廬溝橋事件で一番得したのが毛沢東軍である。蒋介石軍に包囲され、気息奄々の常態であった延安の支那赤色部隊、当時の言葉で言えば「赤匪」は一息付くことが出来た。 廬溝橋事件を契機に帝国は支那の国民党政権と泥沼の戦争に引き釣り込まれ、両者はこの戦争(支那事変)で疲弊する。漁夫の利を占めた毛沢東一派は支那大陸に赤旗を建てることが出来た。赤色革命が達成され、劉少奇は国家主席へ登り詰めた。 青瓦第襲撃、ラングーン事件、大韓航空機爆破など韓国官民が攻撃・殺戮された事件は、自由世界では北朝鮮の犯行、テロ行為と見られている。故に、天安号の轟沈は北朝鮮の犯行だと見られた。南牛は革命無罪、民族統一の大義に生きた事件だと見ている。 その韓国では、統一部の“北の情勢分析予算が516%の急増”と、『Daily NK』(7/15)に出ている。何でも、今年の予算も昨年の14倍だそうだ。読み間違いでは無いだろうか?韓国には、あの仕切りが無いのだろうか? 南牛は単純な男である。この予算の急増振りを知ると何となく胡散臭いものを感じる。南北の融和から緊張へ転換すると得する組織が存在したのだ。 7月19日 南牛 安部桂司 |